運行管理者(旅客)試験の
道路交通法から、
基礎レベルの15問を掲載しています。
各問題には正解と詳しい解説を付けているので、答え合わせをしながら読み進められます。
法令改正にも随時対応しており、2024年4月の改善基準告示改正、2025年4月の継続検査に関する改正なども反映済みです。
問題を
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📖 道路交通法のポイント
交通事故時の義務
交通事故を起こした場合、まず直ちに車両を停止し負傷者を救護しなければなりません(第72条)。その後、警察への報告を行います。会社への連絡より負傷者の救護が最優先です。
速度制限
大型バスの高速道路における法定最高速度は100km/h(大型貨物は2024年4月から90km/h)。徐行が必要な場所は見通しの悪い交差点、曲がり角付近、上り坂の頂上付近です。
過労運転の禁止
使用者は過労により安全な運転ができないおそれがある状態で運転を命じてはなりません(第66条の2)。運行管理者は運転者の健康状態を適切に把握する必要があります。
問1
交通事故時にまず行うべきことは?
- A警察へ通報
- B直ちに停止し負傷者の救護正解
- C会社へ連絡
- D写真撮影
正解B
解説まず負傷者の救護が最優先です。交通事故があったときは、直ちに車両の運転を停止して負傷者を救護し、道路における危険を防止する措置を講じます。その後に警察官へ報告します(道路交通法第72条)。誤答(警察へ通報/会社へ連絡/写真撮影)は、安全確保より効率や自己判断を優先する内容であったり、法令上求められる措置を欠いていたりするため適切ではありません。安全確保が最優先という原則から判断します。
問2
大型バスの高速道路の最高速度は?
- A80km/h
- B90km/h
- C100km/h正解
- D120km/h
正解C
解説100km/hです。高速自動車国道では大型バス100km/h、大型貨物自動車等は2024年4月から90km/h(改正前80km/h)、けん引自動車80km/hです。最低速度は50km/hです。
問3
徐行義務がない場所は?
- A見通しの悪い交差点
- B曲がり角付近
- C上り坂の頂上付近
- D交通量の多い直線道路正解
正解D
解説交通量の多い直線道路に徐行義務はありません。徐行しなければならないのは、徐行の標識がある場所、左右の見通しがきかない交差点、道路の曲がり角付近、上り坂の頂上付近、勾配の急な下り坂です。
問4
シートベルトの着用義務で正しいものは?
- A運転者のみ
- B高速道路のみ全員
- Cすべての座席正解
- Dベルトなし座席は不要
正解C
解説すべての座席で着用義務があります。座席ベルトは運転者席だけでなくすべての座席で着用義務があります。ただし事業用自動車の旅客など一定の場合には例外があります。他の選択肢(運転者のみ/高速道路のみ全員/ベルトなし座席は不要)はいずれも法令等の定めと異なります。
問5
酒気帯び運転の行政処分は?
- A停止のみ
- B25点で免許取消し正解
- C10万円以下の罰金
- D厳重注意
正解B
解説25点で一発免許取消しです。輸送の安全に関する法令違反があった場合、自動車の使用停止処分、事業停止処分、許可の取消しなどの行政処分が行われます。運行管理者に重大な義務違反があるときは解任命令の対象となります。他の選択肢(停止のみ/10万円以下の罰金/厳重注意)はいずれも法令等の定めと異なります。
問6
過労運転の禁止について使用者の義務は?
- A深夜(午後10時〜午前5時)の運行を禁止する
- B安全な運転ができないおそれがある状態で運転させない正解
- C2日を超えて連続する運行を一律に禁止する
- D降雨・降雪時の運行を一律に禁止する
正解B
解説安全な運転ができないおそれがある状態で運転させてはなりません。他の選択肢(深夜(午後10時〜午前5時)の運行を禁止する/2日を超えて連続する運行を一律に禁止する/降雨・降雪時の運行を一律に禁止する)はいずれも法令等の定めと異なります。
問7
踏切通過時の義務として正しくないものは?
- A直前で一時停止
- B安全確認後通過
- C変速装置を操作しないで通過正解
- D前方確認
正解C
解説変速装置操作の禁止規定はありません。踏切を通過するときは直前で一時停止し、安全を確認しなければなりません。ただし信号機により交通整理が行われている踏切では、その信号に従って進行できます。
問8
乗合バス発進合図時の後方車両の義務は?
- A通過してよい
- B発進を妨げてはならない正解
- Cクラクション
- D追い越し可
正解B
解説発進を妨げてはなりません。停留所で旅客の乗降のため停車していた乗合自動車が発進の合図をしたときは、後方の車両はその発進を妨げてはなりません(道路交通法第31条の2)。ただし急な速度変更をしなければならない場合を除きます。他の選択肢(通過してよい/クラクション/追い越し可)はいずれも法令等の定めと異なります。
問9
高速道路故障停車時の措置で正しいものは?
- Aハザードのみ
- B停止表示器材を後方に設置正解
- C措置不要
- D警察連絡のみ
正解B
解説停止表示器材を設置し非常点滅表示灯を点灯します。高速自動車国道の最低速度は50km/hです。故障等で停車する場合は、停止表示器材を設置して後続車に知らせなければなりません。他の選択肢(ハザードのみ/措置不要/警察連絡のみ)はいずれも法令等の定めと異なります。
問10
速度抑制装置(スピードリミッター)の装着義務がある自動車と設定速度の組合せとして正しいものは?
- A車両総重量8トン以上又は最大積載量5トン以上の貨物自動車/90km/h正解
- B車両総重量11トン以上のすべての大型自動車/90km/h
- C乗車定員30人以上の大型バス/80km/h
- Dすべての事業用自動車/100km/h
正解A
解説速度抑制装置は「貨物の運送の用に供する自動車であって車両総重量8トン以上又は最大積載量5トン以上のもの」に装着義務があり、90km/hを超えて走行できないよう設定されます。バス(専ら乗用の用に供する自動車)に装着義務はありません。
問11
自動車を運転する場合に携帯しなければならないものは?
- A車検証のみ
- B運転免許証正解
- C自賠責保険証のみ
- D健康保険証
正解B
解説運転免許証を携帯しなければなりません。運転免許証は運転中に携帯しなければなりません。事業用自動車ではこのほか自動車検査証を当該自動車に備え付ける必要があります。他の選択肢(車検証のみ/自賠責保険証のみ/健康保険証)はいずれも法令等の定めと異なります。
問12
黄色信号の意味として正しいものは?
- A注意しながらそのまま進行することができる
- B停止位置を超えて進行してはならない(安全に停止できない場合を除く)正解
- C速度を落としたうえで進行することができる
- D交差点に入っていれば停止する必要はない
正解B
解説黄色信号は原則停止ですが、安全に停止できない場合はそのまま進行できます。他の選択肢(注意しながらそのまま進行することができる/速度を落としたうえで進行することができる/交差点に入っていれば停止する必要はない)はいずれも法令等の定めと異なります。
問13
一方通行の道路で左側に寄ることが困難な場合、右側に寄って停車することは?
- A常に違法
- B一方通行の場合は可能正解
- C許可が必要
- Dバスのみ可能
正解B
解説一方通行の道路では右側に寄って停車することも認められます。一方通行の道路では、左側に寄ることが困難な場合に右側に寄って停車することが認められます。緊急自動車が接近した場合も同様に右側に寄ることがあります。他の選択肢(常に違法/許可が必要/バスのみ可能)はいずれも法令等の定めと異なります。
問14
歩行者専用道路を通行できる場合は?
- Aいかなる場合も車両は通行することができない
- B沿道の車庫への出入り等で警察署長の許可を受けた場合正解
- C路線バス等の事業用自動車は常に通行できる
- D歩行者の少ない深夜の時間帯は通行できる
正解B
解説警察署長の許可を受けた場合に限り通行できます。歩行者専用道路は原則として車両の通行が禁止されますが、沿道の車庫への出入りなどで警察署長の許可を受けた場合は通行できます。この場合も特に歩行者に注意し徐行が必要です。他の選択肢(いかなる場合も車両は通行することができない/路線バス等の事業用自動車は常に通行できる/歩行者の少ない深夜の時間帯は通行できる)はいずれも法令等の定めと異なります。
問15
道路工事の区間を通行する場合の義務は?
- A通常通り走行
- B徐行しなければならない正解
- C停止しなければならない
- D迂回しなければならない
正解B
解説道路工事の区間では徐行しなければなりません。道路工事や作業の区間では徐行しなければなりません。安全地帯や停止中の路面電車の側方を通過するときも同様です。他の選択肢(通常通り走行/停止しなければならない/迂回しなければならない)はいずれも法令等の定めと異なります。
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