運行管理者(旅客)試験の
道路交通法から、
標準レベルの23問を掲載しています。
各問題には正解と詳しい解説を付けているので、答え合わせをしながら読み進められます。
法令改正にも随時対応しており、2024年4月の改善基準告示改正、2025年4月の継続検査に関する改正なども反映済みです。
問題を
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📖 道路交通法のポイント
交通事故時の義務
交通事故を起こした場合、まず直ちに車両を停止し負傷者を救護しなければなりません(第72条)。その後、警察への報告を行います。会社への連絡より負傷者の救護が最優先です。
速度制限
大型バスの高速道路における法定最高速度は100km/h(大型貨物は2024年4月から90km/h)。徐行が必要な場所は見通しの悪い交差点、曲がり角付近、上り坂の頂上付近です。
問1
飲酒運転をした運転者だけでなく、車両を提供した者にも罰則があるか?
- A罰則はない
- B罰則がある正解
- C行政処分のみ
- D口頭注意のみ
正解B
解説車両提供者にも罰則が科されます。酒気帯び運転をした運転者だけでなく、車両を提供した者、酒類を提供した者、同乗した者にも罰則が科されます(道路交通法第65条)。他の選択肢(罰則はない/行政処分のみ/口頭注意のみ)はいずれも法令等の定めと異なります。
問2
一般道路で大型バスの法定最高速度は?
- A50km/h
- B60km/h正解
- C70km/h
- D80km/h
正解B
解説一般道路の法定最高速度は60km/hです。高速自動車国道では大型バス100km/h、大型貨物自動車等は2024年4月から90km/h(改正前80km/h)、けん引自動車80km/hです。最低速度は50km/hです。
問3
交差点での右折時に直進車と対面した場合の優先権は?
- A右折車が優先
- B直進車が優先正解
- C先に来た方が優先
- D大型車が優先
正解B
解説交差点で右折する車両は、対面して直進または左折しようとする車両の進行を妨げてはなりません(道路交通法第37条)。右折車が先に交差点に入っていた場合でも直進車が優先です。他の選択肢(右折車が優先/先に来た方が優先/大型車が優先)はいずれも法令等の定めと異なります。
問4
駐車と停車の違いとして正しいものは?
- A同じ意味である
- B駐車は継続的な停止、停車は一時的な停止正解
- C駐車は5分以上の停止
- D停車は道路外での停止
正解B
解説駐車は継続的な停止、停車は短時間の一時的な停止です。駐車は継続的な停止(客待ち、荷待ち、5分を超える荷物の積卸し、故障など)、停車は駐車以外の短時間の停止をいいます。他の選択肢(同じ意味である/駐車は5分以上の停止/停車は道路外での停止)はいずれも法令等の定めと異なります。
問5
横断歩道に接近する場合の義務は?
- A後続車の流れを妨げないよう速度を上げて通過する
- B歩行者がいないことが明らかな場合を除き停止できる速度で進行正解
- C警音器を鳴らして歩行者に注意を促し通過する
- D歩行者が渡り始めるまでは特に義務はない
正解B
解説歩行者がいないことが明らかな場合を除き停止できる速度で進行します。他の選択肢(後続車の流れを妨げないよう速度を上げて通過する/警音器を鳴らして歩行者に注意を促し通過する)はいずれも法令等の定めと異なります。
問6
追い越し禁止場所でないものは?
- Aトンネル内
- B交差点
- C踏切
- D片側3車線の直線道路正解
正解D
解説片側3車線の直線道路は追い越し禁止場所ではありません。追越し禁止場所は、道路の曲がり角付近、上り坂の頂上付近、勾配の急な下り坂、トンネル(車両通行帯がある場合を除く)、交差点とその手前30m以内、踏切・横断歩道とその手前30m以内などです。
問7
運転免許証の有効期間中に住所が変わった場合の手続きは?
- A手続き不要
- B免許証の記載事項変更届出正解
- C免許の再取得
- D新しい免許証の交付申請
正解B
解説記載事項変更届出が必要です。運転免許証の記載事項に変更が生じたときは、住所地を管轄する公安委員会に記載事項変更の届出をしなければなりません。誤答(手続き不要/免許の再取得/新しい免許証の交付申請)は手続の種類が異なります。「事業の経営は許可、事業計画の重要な変更は認可、人に関することは届出」という軸で整理すると判断しやすくなります。
問8
バスの乗降口の扉が確実に閉まっていない状態で発車した場合は?
- A問題ない
- B道路交通法違反となる正解
- C速度が遅ければ問題ない
- D乗客がいなければ問題ない
正解B
解説扉が閉まっていない状態での発車は違反です。乗降口の扉を閉じない状態での発車は道路交通法違反となります。旅客の乗降時は扉の開閉装置を適切に操作し、旅客の状況に注意して発車しなければなりません。他の選択肢(問題ない/速度が遅ければ問題ない/乗客がいなければ問題ない)はいずれも法令等の定めと異なります。
問9
バス専用レーンについて正しいものはどれか?
- Aすべての車両が走行可能
- B指定された時間帯は路線バス等以外の走行が禁止正解
- Cタクシーは常に走行可能
- D二輪車は走行可能
正解B
解説指定された時間帯はバス等以外の車両の走行が禁止されます。バス専用通行帯は指定時間帯に路線バス等以外の通行が禁止されます。バス優先通行帯は他の車両も通行できますが、路線バス等が接近したら速やかに通行帯の外へ出なければなりません。他の選択肢(すべての車両が走行可能/タクシーは常に走行可能/二輪車は走行可能)はいずれも法令等の定めと異なります。
問10
道路交通法上の「大型自動車」に該当するものは?
- A車両総重量11,000kg以上・最大積載量6,500kg以上・乗車定員30人以上のいずれかに該当するもの正解
- B車両総重量8,000kg以上・最大積載量5,000kg以上のいずれかに該当するもの
- C車両総重量7,500kg以上・乗車定員11人以上のいずれかに該当するもの
- D車両総重量3,500kg以上・最大積載量2,000kg以上のいずれかに該当するもの
正解A
解説大型自動車は、車両総重量11,000kg以上・最大積載量6,500kg以上・乗車定員30人以上のいずれかに該当する自動車です。中型は車両総重量7,500kg以上11,000kg未満・最大積載量4,500kg以上6,500kg未満・乗車定員11人以上29人以下、準中型は3,500kg以上7,500kg未満・2,000kg以上4,500kg未満・乗車定員10人以下です。
問11
運転中にスマートフォンを手に持って通話した場合の違反は?
- A違反にならない
- B携帯電話使用等(保持)違反正解
- C速度超過
- D安全運転義務違反
正解B
解説携帯電話使用等(保持)違反です。走行中に携帯電話を手に持って通話・操作することは禁止されています。2019年12月の改正で罰則が強化されました。他の選択肢(違反にならない/速度超過/安全運転義務違反)はいずれも法令等の定めと異なります。
問12
飲酒検問を拒否した場合はどうなるか?
- A拒否できる
- B検査拒否罪が成立する正解
- C口頭注意のみ
- D任意なので罰則なし
正解B
解説飲酒検査の拒否は犯罪であり罰則があります。警察官の飲酒検知を拒んだ場合、検査拒否罪として罰則が科されます。飲酒運転そのものとは別の犯罪です。他の選択肢(拒否できる/口頭注意のみ/任意なので罰則なし)はいずれも法令等の定めと異なります。
問13
交差点で右折待ちの場合、対向直進車がいるときの対応は?
- A強引に右折する
- B対向直進車が通過するまで待つ正解
- Cクラクションで知らせる
- D後退する
正解B
解説直進車が優先なので通過を待ちます。交差点で右折する車両は、対面して直進または左折しようとする車両の進行を妨げてはなりません(道路交通法第37条)。交差点内での事故は左右の安全確認不足が主な原因です。誤答(強引に右折する/クラクションで知らせる/後退する)は、安全確保より効率や自己判断を優先する内容であったり、法令上求められる措置を欠いていたりするため適切ではありません。安全確保が最優先という原則から判断します。
問14
車両通行帯のある道路で追い越しをする場合の方法は?
- A左側から追い越す
- B右側の通行帯に出て追い越す正解
- C同一車線内で追い越す
- Dクラクションを鳴らして追い越す
正解B
解説右側の通行帯に出て追い越します。追越しは前車の右側を通行するのが原則です。ただし前車が右折のため中央寄りに進路変更しているときは、その左側を通行して追い越します。他の選択肢(左側から追い越す/同一車線内で追い越す/クラクションを鳴らして追い越す)はいずれも法令等の定めと異なります。
問15
運転者が疲労を感じた場合の適切な対応は?
- A窓を開けて運転を続ける
- B安全な場所に停車して休憩する正解
- C同乗者と話して眠気を覚ます
- Dカフェインを摂取して運転を続ける
正解B
解説安全な場所に停車して十分な休憩を取ります。疲労や眠気を感じたときは運転を中止し、休憩するか睡眠をとるよう指導することとされています。無理に運転を継続することは重大事故につながります。誤答(窓を開けて運転を続ける/同乗者と話して眠気を覚ます/カフェインを摂取して運転を続ける)は、安全確保より効率や自己判断を優先する内容であったり、法令上求められる措置を欠いていたりするため適切ではありません。安全確保が最優先という原則から判断します。
問16
高速自動車国道における大型貨物自動車等の法定最高速度は?(2024年4月改正後)
- A80km/h
- B90km/h正解
- C100km/h
- D110km/h
正解B
解説2024年4月1日から、大型貨物自動車及び特定中型貨物自動車(車両総重量8トン以上又は最大積載量5トン以上、けん引するものを除く)の高速自動車国道における法定最高速度が80km/hから90km/hに引き上げられました。けん引自動車(トレーラ)は80km/hのまま、大型バスを含むその他の自動車は100km/hです。
問17
複数選択
信号機の表示する信号の意味として正しいものを2つ選びなさい。
- A青色の灯火 - 自動車・原動機付自転車は直進・左折・右折ができる正解
- B黄色の灯火の点滅 - 停止位置で一時停止しなければならない
- C赤色の灯火 - 停止位置を超えて進行してはならない正解
- D青色の矢印 - 矢印の方向以外には進行してはならない
正解A・C
解説正解はAとC。【A】青信号は自動車・原付の直進・左折・右折を許可(正しい)。【C】赤信号は停止位置を超えて進行禁止(正しい)。【誤りB】黄色の点滅は『他の交通に注意して進行可能』(一時停止義務ではない、赤の点滅は一時停止義務)。【誤りD】青矢印は矢印方向のみ進行可だが、軽車両や二段階右折対象は除く。
問18
複数選択
高速道路における自動車の最高速度として正しいものを2つ選びなさい。
- A大型バス(乗車定員30人以上)は100km/h正解
- B大型貨物(車両総重量8トン以上)は90km/h正解
- C小型乗用車は120km/h(指定区間)
- D原動機付自転車は60km/h
正解A・B
解説正解はAとB。【A】大型バスの高速道路最高速度100km/h。【B】大型貨物・特定中型貨物の高速道路最高速度は2024年4月から90km/h(けん引自動車は80km/hのまま)。【誤りC】120km/h指定区間でも普通自動車のみ対象。【誤りD】原付は高速道路通行禁止。
問19
複数選択
運転免許の種類について正しいものを2つ選びなさい。
- A大型二種免許は乗車定員30人以上のバス運転に必要正解
- B大型二種免許の取得には21歳以上が必要正解
- C普通自動車免許で全ての旅客運送が可能
- D二種免許の取得には実務経験10年が必要
正解A・B
解説正解はAとB。【A】30人以上のバスは大型二種必須。【B】大型二種は21歳以上で取得可能(他に普通免許等取得後3年以上の経験要件あり)。【誤りC】普通免許では旅客運送不可、二種免許必要。【誤りD】実務経験要件はなく、運転経歴年数要件。
問20
複数選択
道路交通法における一時停止又は徐行の義務について正しいものを2つ選びなさい。
- A踏切を通過するときは直前で一時停止し安全を確認する正解
- B横断歩道に接近する場合は常に一時停止しなければならない
- C交差点で右折する車両は対面する直進車の進行を妨げてはならない
- D上り坂の頂上付近では徐行しなければならない正解
正解A・D
解説正解はAとD。【A】踏切では直前で一時停止し安全を確認します(信号機により交通整理が行われている踏切を除く)。【D】徐行すべき場所は、徐行の標識がある場所、左右の見通しがきかない交差点、道路の曲がり角付近、上り坂の頂上付近、勾配の急な下り坂です。【誤りB】横断歩道では、歩行者等がないことが明らかな場合を除き直前で停止できる速度で進行し、通行しようとしている歩行者等があるときに一時停止します。常に一時停止ではありません。【誤りC】記述自体は正しい内容ですが、一時停止・徐行の義務ではなく進行妨害の禁止に関する規定です。
問21
複数選択
道路交通法上の自動車の種類について正しいものを2つ選びなさい。
- A乗車定員30人以上の自動車は大型自動車である正解
- B車両総重量3,500kg未満の自動車はすべて普通自動車である
- C乗車定員11人以上29人以下の自動車は中型自動車である正解
- D大型自動車の要件は車両総重量11,000kg以上のみである
正解A・C
解説正解はAとC。道路交通法では、車両総重量・最大積載量・乗車定員のいずれか1つでも該当すればその種類になります。【A】乗車定員30人以上は大型自動車です。【C】中型自動車は車両総重量7,500kg以上11,000kg未満、最大積載量4,500kg以上6,500kg未満、乗車定員11人以上29人以下のいずれかに該当するものです。【誤りB】車両総重量3,500kg未満でも、乗車定員が11人以上なら中型自動車になります。【誤りD】大型自動車は最大積載量6,500kg以上や乗車定員30人以上でも該当します。
問22
複数選択
酒気帯び運転に関する記述として正しいものを2つ選びなさい。
- A呼気1リットル中0.15mg以上で処罰の対象となる正解
- B点呼における酒気帯びの確認は数値の如何を問わない正解
- C車両を提供した者や同乗した者は処罰の対象外である
- D基準値未満であれば業務に従事させることができる
正解A・B
解説正解はAとB。【A】道路交通法上、呼気1リットル中0.15mg以上のアルコールが検知されると処罰の対象です。【B】一方、点呼における酒気帯びの確認は「数値の如何を問わない」とされ、少しでも検知されれば業務に従事させられません。この2つは別の法令の基準です。【誤りC】車両を提供した者、酒類を提供した者、同乗した者にも罰則があります。【誤りD】基準値未満でも検知されれば乗務させられません。「0.15mg/L未満だったので乗務させた」は必ず誤りです。
問23
穴埋め
次の文中、A・B・C・Dに入るべき語句を選びなさい。(道交法:交通事故の場合の措置)
交通事故があったときは、当該車両等の運転者その他の乗務員は、直ちに車両等の運転を【 A 】して、負傷者を【 B 】し、道路における【 C 】する等必要な措置を講じなければならない。
この場合において、当該車両等の運転者は、警察官が現場にいるときは当該警察官に、現場にいないときは直ちに最寄りの警察署の警察官に当該交通事故が発生した日時及び場所等を【 D 】しなければならない。
A① 徐行 ② 停止
B① 救護 ② 搬送
C① 交通を整理 ② 危険を防止
D① 報告 ② 届出
正解A=②/B=①/C=②/D=①
解説A=②停止、B=①救護、C=②危険を防止、D=①報告。道路交通法第72条の規定です。事故時の措置は「①直ちに停止 → ②負傷者の救護 → ③道路における危険の防止 → ④警察官への報告」の順で、人命の保護が最優先です。「まず運行管理者や会社に連絡する」という選択肢は必ず誤りになります。救護義務違反は免許取消しの対象となる重大な違反です。
🎯 ランダム出題で実力を試す
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