運行管理者(旅客)試験の
道路交通法から、
実践レベルの16問を掲載しています。
各問題には正解と詳しい解説を付けているので、答え合わせをしながら読み進められます。
法令改正にも随時対応しており、2024年4月の改善基準告示改正、2025年4月の継続検査に関する改正なども反映済みです。
問題を
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📖 道路交通法のポイント
交通事故時の義務
交通事故を起こした場合、まず直ちに車両を停止し負傷者を救護しなければなりません(第72条)。その後、警察への報告を行います。会社への連絡より負傷者の救護が最優先です。
速度制限
大型バスの高速道路における法定最高速度は100km/h(大型貨物は2024年4月から90km/h)。徐行が必要な場所は見通しの悪い交差点、曲がり角付近、上り坂の頂上付近です。
問1
夜間、見通しの悪い交差点に接近する場合の適切な措置は?
- Aそのまま通過
- Bライトを上向きにして減速正解
- Cクラクションを鳴らす
- Dライトを消して通過
正解B
解説ライトの適切な使用と減速で安全を確保します。交差点で右折する車両は、対面して直進または左折しようとする車両の進行を妨げてはなりません(道路交通法第37条)。交差点内での事故は左右の安全確認不足が主な原因です。誤答(そのまま通過/クラクションを鳴らす/ライトを消して通過)は、安全確保より効率や自己判断を優先する内容であったり、法令上求められる措置を欠いていたりするため適切ではありません。安全確保が最優先という原則から判断します。
問2
霧で視界が悪い場合の運転で正しいものは?
- Aフォグランプを使用し速度を落とす正解
- B前車との車間距離を詰める
- Cハイビームで走行する
- D通常通り走行する
正解A
解説霧の中ではフォグランプ(前部霧灯)を使用し、速度を落として車間距離を十分にとります。ハイビームは霧の粒子に光が乱反射してかえって見えにくくなるため逆効果です。中央線やガードレールを目安に走行し、必要に応じて安全な場所に停車して視界の回復を待ちます。
問3
バス運行中に急病人が発生した場合の適切な対応は?
- A次の停留所まで運行を続ける
- B安全な場所に停車し救急車を要請する正解
- Cそのまま病院まで運行する
- D乗客に任せる
正解B
解説安全な場所に停車し、119番通報して救急車を要請します。まず安全な場所に停車し、119番通報します。乗客への状況説明、運行管理者への報告、その後の運行の可否についての指示を受けることも必要です。誤答(次の停留所まで運行を続ける/そのまま病院まで運行する/乗客に任せる)は、安全確保より効率や自己判断を優先する内容であったり、法令上求められる措置を欠いていたりするため適切ではありません。安全確保が最優先という原則から判断します。
問4
高速道路で前方に事故車両を発見した場合の対応は?
- A急ブレーキで停車
- B速やかに減速し安全に停車、後続車に合図正解
- C車線変更して通過
- Dそのまま走行
正解B
解説安全に減速・停車し後続車にハザードランプ等で知らせます。高速自動車国道の最低速度は50km/hです。故障等で停車する場合は、停止表示器材を設置して後続車に知らせなければなりません。誤答(急ブレーキで停車/車線変更して通過/そのまま走行)は、安全確保より効率や自己判断を優先する内容であったり、法令上求められる措置を欠いていたりするため適切ではありません。安全確保が最優先という原則から判断します。
問5
積雪路面でのバス運行で適切でないものは?
- Aチェーン装着
- B速度を落とす
- C急ブレーキ・急ハンドルを避ける
- D通常通りの速度で走行正解
正解D
解説積雪路面では通常より速度を落とす必要があります。積雪・凍結路面では制動距離が著しく延びます。速度を落とし、車間距離を通常より大きくとり、急ハンドル・急ブレーキを避けます。
問6
携帯電話を使用しながら運転した場合の違反点数は?
正解C
解説携帯電話使用(保持)は3点です。事故を起こした場合はさらに加重されます。他の選択肢(1点/2点/6点)はいずれも法令等の定めと異なります。
問7
右折待ちで交差点内に進入し、信号が赤に変わった場合の対応は?
- Aそのまま停車する
- B速やかに右折を完了して退出する正解
- Cバックで戻る
- D対向車線に出る
正解B
解説交差点内に進入している場合は速やかに退出します。交差点で右折する車両は、対面して直進または左折しようとする車両の進行を妨げてはなりません(道路交通法第37条)。交差点内での事故は左右の安全確認不足が主な原因です。誤答(そのまま停車する/バックで戻る/対向車線に出る)は、安全確保より効率や自己判断を優先する内容であったり、法令上求められる措置を欠いていたりするため適切ではありません。安全確保が最優先という原則から判断します。
問8
歩行者用信号が点滅中の横断歩道に歩行者がいる場合は?
- A徐行して通過
- B一時停止し歩行者の通過を待つ正解
- Cクラクションで注意喚起
- Dそのまま通過
正解B
解説横断中の歩行者がいる場合は一時停止して待ちます。横断歩道等に接近する場合、歩行者等がないことが明らかな場合を除き、直前で停止できる速度で進行し、歩行者等が通行しようとしているときは一時停止して道を譲らなければなりません。他の選択肢(徐行して通過/クラクションで注意喚起/そのまま通過)はいずれも法令等の定めと異なります。
問9
バスの車内放送で行うべき安全上の注意として適切でないものは?
- A走行中の立ち歩き禁止
- Bシートベルト着用のお願い
- C窓からの身体の突き出し禁止
- D車両の速度情報の告知正解
正解D
解説速度情報の告知は安全上の注意には含まれません。車内放送では、発車時の注意喚起、走行中に立ち上がらないこと、シートベルト着用のお願い、次の停留所などを案内します。速度情報の告知は安全上の注意に含まれません。
問10
大型バスが狭い道路で対向車とすれ違う場合の適切な対応は?
- A対向車を無視して進行
- B安全な場所で徐行又は停止して待つ正解
- Cクラクションを鳴らして通過
- D歩道に乗り上げて通過
正解B
解説安全な場所で徐行又は停止して安全にすれ違います。幅員の狭い道路では、大型車が無理にすれ違おうとせず、安全に待避できる場所で徐行又は停止して待ちます。事前の運行経路調査も重要です。誤答(対向車を無視して進行/クラクションを鳴らして通過/歩道に乗り上げて通過)は、安全確保より効率や自己判断を優先する内容であったり、法令上求められる措置を欠いていたりするため適切ではありません。安全確保が最優先という原則から判断します。
問11
バスが停留所に停車中、乗客が降車しようとしている場合に後方車両が行うべきことは?
- Aクラクションを鳴らす
- Bバスとの側方間隔を十分に取り徐行する正解
- Cそのまま通過
- D追い越して前方に出る
正解B
解説乗降客の安全のため側方間隔を十分に取り徐行します。停留所で停車中のバスの側方を通過するときは、乗降客の飛び出しに備え、十分な側方間隔をとって徐行します。誤答(クラクションを鳴らす/そのまま通過/追い越して前方に出る)は、安全確保より効率や自己判断を優先する内容であったり、法令上求められる措置を欠いていたりするため適切ではありません。安全確保が最優先という原則から判断します。
問12
高速道路の最低速度は?
- A40km/h
- B50km/h正解
- C60km/h
- D最低速度の規定はない
正解B
解説高速道路の最低速度は50km/hです(一部区間を除く)。高速自動車国道の最低速度は50km/hです。故障等で停車する場合は、停止表示器材を設置して後続車に知らせなければなりません。他の選択肢(40km/h/60km/h/最低速度の規定はない)はいずれも法令等の定めと異なります。
問13
大型バスが住宅街を運行する際に注意すべきこととして最も重要なものは?
- A速度を上げて早く通過する
- B歩行者・自転車の飛び出しに備え減速する正解
- Cクラクションを鳴らす
- D中央線を超えて走行する
正解B
解説住宅街では飛び出しに備え減速し注意して走行します。住宅街では子どもや自転車の飛び出しが起こりやすく、大型車は死角も大きくなります。速度を落とし、必要に応じて一時停止して安全を確認します。誤答(速度を上げて早く通過する/クラクションを鳴らす/中央線を超えて走行する)は、安全確保より効率や自己判断を優先する内容であったり、法令上求められる措置を欠いていたりするため適切ではありません。安全確保が最優先という原則から判断します。
問14
複数選択
道路交通法における運転者の義務として正しいものを2つ選びなさい。
- A過労・病気等で正常な運転ができないおそれがあるときは運転してはならない正解
- B車両等の安全運転義務正解
- C酒気帯び運転でも本人の判断で可能
- Dシートベルト着用は運転席のみで足りる
正解A・B
解説正解はAとB。【A】過労運転等の禁止(道交法66条)。【B】安全運転義務(70条)は基本原則。【誤りC】酒気帯び運転は呼気0.15mg/L以上で違反。【誤りD】後部座席含む全座席でシートベルト義務(13条の2)。
問15
複数選択
交通事故があったときの措置について正しいものを2つ選びなさい。
- A直ちに車両の運転を停止し、負傷者を救護する正解
- Bまず運行管理者に連絡して指示を受ける
- C道路における危険を防止する措置を講じる正解
- D警察官への報告は後日行えば足りる
正解A・C
解説正解はAとC。道路交通法第72条により、交通事故があったときは①直ちに運転を停止し、②負傷者を救護し、③道路における危険を防止する措置を講じ、その後に警察官へ報告します。【誤りB】運行管理者への連絡は必要ですが、救護と危険防止が最優先です。「まず会社に連絡」は典型的な誤答パターンです。【誤りD】警察官への報告は事故発生後直ちに行わなければなりません。人命の保護が最優先という原則から順番を判断してください。
問16
穴埋め
次の文中、A・B・Cに入るべき語句を選びなさい。(道交法:酒気帯び運転等の禁止)
何人も、酒気を帯びて車両等を運転してはならない。何人も、酒気を帯びている者で、車両等を運転することとなるおそれがある者に対し、車両等を【 A 】し、又は酒類を【 A 】してはならない。
何人も、車両の運転者が酒気を帯びていることを知りながら、当該運転者に対し、当該車両を運転して自己を運送することを【 B 】し、当該運転者が運転する車両に同乗してはならない。政令で定める呼気中のアルコール濃度は、呼気1リットルにつき【 C 】ミリグラム以上である。
A① 販売 ② 提供
B① 依頼又は要求 ② 指示
C① 0.25 ② 0.15
正解A=②/B=①/C=②
解説A=②提供、B=①依頼又は要求、C=②0.15。道路交通法第65条の規定です。酒気帯び運転は運転者だけでなく、車両を提供した者、酒類を提供した者、運送を依頼して同乗した者も処罰の対象となります。政令の基準は呼気1リットル中0.15mg以上ですが、点呼における酒気帯びの確認は「数値の如何を問わない」ため、基準値未満でも検知されれば業務に従事させられない点と区別してください。
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